内臓脂肪を減らすのに役立つ5つの漢方をピックアップ!

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おすすめの漢方と服用のコツについて

漢方は沢山の種類がありますが、そのなかには内臓脂肪を減らす効果があるとされるものも多く存在しますが、サプリメントと同様にあくまでも内臓脂肪を減らす為のサポートに捉えて、そのうえでカロリー制限を行うなど努力する行為が必要になります。

 

漢方の力を有効にするために

内臓脂肪の付き方は男性と女性では異なります。

 

筋肉の多い男性はエネルギー消費も多いので、供給源を賄うために脂肪の取り込みが必然的に女性より上回ります。そしてこの取り込みを過剰にしすぎる結果が中性脂肪になるのです。

 

一方女性は卵巣機能を守るために下半身に皮下脂肪という形で脂肪をつけるレセプター機能を持ちます。しかし、閉経を迎えるころになると同時に、脂肪の付き方が一変して内臓脂肪へと移行しますが伴ってホルモンバランスも大きく崩れることから体型も変わり始めます。

 

少し前置きが長くなりましたが、男女によって体質や脂肪の付き方が異なる背景には個人における身体面での影響が関係して、人それぞれに内臓脂肪がつく焦点が異なります。

 

漢方ではこうした男女の体質を踏まえたうえで更にそれぞれの体調不良の元を辿って、代謝の良い健康な体質へと導くことで蓄積された内臓脂肪をスッキリとさせていくことから、この漢方が効く!と謳われていても人によって合ったり合わなかったりという状況が発生します。

 

このことからも、本来ならば漢方薬局に足を運んで、自分自身の体質をしっかりと見極めたうえで自分に合った漢方薬を調合してもらうことが漢方の力を一番有効にする方法と言えます。また、漢方薬局は定期的に訪れて、その状況に応じて調合内容を調整してもらうのがお勧めです。

 

内臓脂肪に効果的な漢方一覧

久味半夏湯加減法

江戸時代より広く胃腸改善に用いられてきた漢方ですが、近年医学的見地からも内臓脂肪を落とす効果が実証されたことで、内臓脂肪の定番調合漢方となっています。

 

新陳代謝を高めることで脂肪を燃焼させる効果に長けています。

 

田七人参

高麗人参同様のパワーは肝臓機能をたかめることで、肝臓と門脈を結ぶ血管への中性脂肪の流れ込みを抑制します。

 

生理活性物質の分泌を調整するので中性脂肪とコレステロール自体を減らす作用が期待されています。

 

防風通聖散

腸内環境を整えてお通じを良くする作用から、悪玉コレステロールの産生そのもを抑制します。その結果、腸間膜に溜まる脂肪細胞の代謝が促され優れた排泄作用も伴います。

 

解熱効果や、排泄効果からの浮腫み解消なども期待できますが、食物繊維のような影響力を持つため虚弱体質や胃腸の弱い方が服用すると薬の成分が強く出ることがありますので、かかりつけの医師に相談して判断を仰ぎましょう。

 

大柴胡湯

胃腸の蠕動運動を高めて働きを活性化させることで、慢性化したした便秘や肥満を改善に導きます。これは体内に残存する老廃物が排出された効果によるものです。

 

内臓脂肪で懸念される高血圧疾患に至るメカニズムを抑制するので、高血圧特有の症状も緩和する働きが期待できます。

 

ただし、胃腸の蠕動運動が活性化すると子宮も連動して動くことから、妊婦さんでは早産リスクを高める可能性がありますので服用は控えておきましょう。

 

桃核承気宇湯

自律神経に作用してホルモンバランスを調整し、体質そのものを心身共に健全に向けていきます。

 

頑固な便秘もスムーズな排泄リズムがつくので解消が期待され、腸内環境も併せて良くなることから血液循環が向上し、内臓脂肪の代謝が効率のよく導かれます。

 

漢方を上手に服用するコツ

漢方薬はその効能を活かす為に服用のタイミングは空腹時などの食間に飲みます。

 

お水は冷たすぎないややぬるめが良く、抵抗がないようであれば顆粒をお湯に溶かして飲むのがお勧めです。体が温まり、血液循環もよくなるので効き目が相乗します。

 

また内臓脂肪を減らすために飲む漢方では、内臓脂肪の代謝を更に高めるための適度な運動習慣を持つことが大切です。そのうえでカロリー摂取にも気遣い、代謝を行う筋肉のために良質なたんぱく質、ミネラル、ビタミンを偏りなくバランスの良い内容で頂くように配慮しましょう。